これは問題だ。
日産自動車がサカタのタネの子会社に、日産クリエイティブサービスの指定管理事業を譲り渡したってカナロコさんのニュース。
会社をまるごと承継なら分かるけど、今回のケースは指定管理を含めたグリーン事業だけというのが問題のポイント。
その問題というのが、この横浜市のケース。
もともと、2019年3月31日までの指定期間中だったみたいだけど、横浜市は日産クリエイティブサービスから10月31日以降はサカタのタネグリーンサービスを公募なしで指定管理者にする事が可決されてしまった。
これがOKなら、指定管理事業だけを売っていく会社が出てくるよ。
例えば、大手のブランド力を使って指定管理事業に参入した会社が、しばらくしたら、公共性を打ち出していきたい会社へその事業だけを売ってしまって、ほとぼり冷めたら、指定管理事業のノウハウがあるから、また参入したりとかあり得る話。
日産クリエイティブサービスは、行政の指導に従い調整とするとリリースしているものの、承継先のサカタのタネは指定管理者事業を譲り受けってしているから、最初から指定管理事業を「売る、買う」前提で話してたんでしょうね。
指定管理者制度に基づく各公園・施設等の今後の対応については、各行政の指導に従い慎重に調整を重ねてまいります。
来年度分は公募して選定したってことだけど、2018年4月に話が出たのなら、10月31日からの指定管理者を公募したら良かったのに。
この結果だと、審査に関しても出来レースだったんじゃないのって疑ってしまう気持ちも出てくるよね。
いずれにしても、この判断は間違いだったと思いますよ横浜市さん。
しかし、日産クリエイティブサービスが指定管理者の施設は横浜市以外にもあるようで、同様にサカタのタネグリーンサービスが指定管理者になるんでしょうか?
指定管理者施設(2018.11.8現在)
静岡県県庁 | 愛鷹広域公園 | 2016年4月0日~2021年3月31日 |
静岡市沼津市 | 愛鷹運動公園テニスコート及び芝生広場 | 2016年4月1日~2021年3月31日 |
神奈川県大和市 | 大和ゆとりの森 | 2015年4月1日~2020年3月31日 |
神奈川県綾瀬市 | 市民スポーツセンター等スポーツ施設 | 2016年4月1日~2021年3月31日 |
埼玉県さいたま市 | 大宮体育館 | 2018年4月1日~2023年3月31日 |
栃木県上三川町 | 上三川町体育施設及び上三川町都市公園 | 2016年4月1日~2019年3月31日 |
神奈川県横須賀市 | 港湾緑地 | 2018年4月1日~2022年3月31日 |
今後について、もちろん協議も終わって各自治体の方向性は決まっているのでしょうが、横浜市とは違って再公募して欲しいところですね。
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