奈良県宇陀市では、2019年4月から2022年3月まで、宇陀市保養センター美榛苑を運営する指定管理者を募集しています。
現在の指定管理者は、不採算施設を撤退して業界を賑わせている㈱休暇村サービスです。
このあたりの経緯は、過去記事の(あと少しで指定管理満了でも撤退したがる会社とそれに頭を悩ませる自治体)が参考になると思います。
リゾートホテル誘致問題で振り回された美榛苑
実は、この施設、平成30年10月にも公募したのですが、休暇村サービスの応募もなかったので、応募者0という結果になりました。
しかし、これには理由があって、老朽化が進んでいる美榛苑に代わる宿泊施設を、宇陀市が休暇村協会(休暇村サービスの親会社)と建設・運営事業の協定を締結していたけど、現市長が費用負担が高いとして計画を断念したことが発端。
宇陀市がホテル誘致計画を中止したことで、建設・運営事業の協定を締結していた休暇村協会が怒って、現指定管理者の休暇村サービスに応募させなかったってことかなぁ。
なんだか今年の休暇村協会(休暇村サービス)の動きが闇深くて、今後も目が離せないね。
住民投票でも中止決定!誘致賛成派の市議と宇陀市が対立
誘致を賛成していた市議と、誘致を中止したい宇陀市が対立する形で住民投票を実施。
住民が選んだ結果は、「ノー!」
宇陀市で奈良県のトップに異を唱える勢力拡大か。美榛苑の移転新築事業は市というより県の推す事業だ。ホテルホテルの奈良県トップの愚案の一つである。この計画に巻き込まれたら宇陀市の財政は悪化して市民生活に影響する。県南部でこの投票結果は非常に大きな意味を持つ。 https://t.co/gZ5XluKMUG
— たかがねんざ(たかが3,550万円⁈の感覚は理解不能) (@kongreywin) December 17, 2018
この結果を受けて、宇陀市はリゾートホテルの誘致を中止して、「美榛苑(みはるえん)」を残すこととして、今回指定管理者を再度公募されています。
休暇村サービスが応募をするかどうかも、気になるところです。
必要資格
宿泊・温泉施設管理運営業務(施設の維持管理業務、人材派遣のみは除く)について、管理運営実績を有しているもの。
公募情報
指定管理期間 | 平成31年4月1日から平成34年3月31日まで(3年間) |
募集要項配布期間 | 平成30年12月26日(水)~平成31年1月16日(水) |
現場説明会 | 平成31年1月9日(水曜日)午後1時30分~ |
質問期間 | 平成31年1月4日(金)~平成31年1月16日(水) |
申請書提出期間 | 平成31年1月15日(火曜日)~1月17日(木曜日) |
提出先 | 宇陀市役所農林商工部産業企画課 〒633-0292 奈良県宇陀市榛原下井足17番地の3 電話 0745-82-5874 FAX 0745-82-8211 |
宇陀市保養センター美榛苑の参考サイト
指定管理者選定結果2019.5.1更新
「株式会社アスクゲート」が4回目の公募後に指定管理者に専決処分で指定されました。
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